ふーいよいよ合格発表まであと2日になりましたね。もう既に緊張しっぱなし状態ですわ。
なんとかはしっこでいいんでひっかかってくれ~><
さて今日は会計をちょこっとからめた会社法の話をしたいと思います
v(≧∇≦)v
募集株式を発行するときに現物出資をする場合は検査役の調査が必要です(会207条1項)
でも当該会社への金銭債権を現物出資する場合は例外的に検査役の調査が不要になるんですね。
ではなんでこんな例外規定があるかというとことなんですが、実は以下のような需要があるからなんですψ(‥ )
例えばBさんがA会社に債権を有しているとします(お金を貸したとか)
このような状態でA会社が更に甲銀行にお金を借りにいったらどうなるか。
銀行のえらいさん「融資を受けたいんですか。ではA会社さん、会社の決算書を見せてもらいましょうか。フムフムφ(□□ヘ)Bさんからお金借りてますね。さらに当行が融資しますと借金がすごいふえちゃいますよね。うーんちょっと貸すのリスクあるなー。すいませんが今回は融資できません><」
というような事になるわけです(涙)
もちろん銀行から受ける融資は会社の利益や信用等、様々な事情を総合的に判断して決めるので、他に借り入れがあるという一事をもって融資が受けれなくなるというわけではありません。
しかしまー他からもつまんでるというのはやっぱり融資を受ける際のマイナス材料になるわけです。
そこでDESですよ
(* ̄∇ ̄)/
デスノートのことではありません。
デッド エクイティ スワップの略なんですが、デッド(借金)とエクイティ(資本)をスワップ(交換)するとという意味です。
具体的にはBさんのA会社に対する債権を現物出資してBさんに新株を発行するんです。
BさんはこれによりA会社の債権者から株主という立場にかわるわけです。
(((≧(≧∇(≧∇≦(≧∇≦)≧∇≦)∇≦)≦)))変身の術ぅ♪
この手続きを容易にするために207条9項5号が設けられたんですね。
検査役の調査って裁判所がからむし面倒ですからね。かといって弁護士とかに現物の評価証明してもらのもお金かかるし
( T_T)ノ□財布からっぽ。。
という事でデッドエクイティスワップを簡単に出来るように検査役の調査を不要にしたわけです(但し債権の額が会社の帳簿価格を超えない必要がありますが)
これにより会社のバランスシート(貸借対照表)から借金がごっそりなくなるので融資も受けやすくなります[壁]`∀´)Ψウヒョヒョ
ただし財務体質の健全化の一環として、この方法を社長さんにアドバイスするにはデメリットも伝えておく必要があります;><)
それはBさんが債権者から株主になるという事なので会社の経営に口出しされる可能性も出てくるということです。
一時の金策のために安易にこの方法を使うのが本当に会社のためになるかは慎重に検討する必要があるかもしれませんね(・∀・)ノ